第2話計画変更ネックは牧草地の解除
マスタープランからの計画変更は、当然発生するものだが、ここに障害が立ちはだかる。
ベース基地を今のスキーセンターとした。
初期計画では、セントラルクワッド降り場付近。よってこの計画では大駐車場の確保もなく、大型宿泊施設の建設も考えにくい。
当時のスキー場は、急斜面があればあるほど「人気」があり、緩い斜面は「無駄」。
その面からこの丸紅開発を見渡せば、それなりの計画ではあったのだが。
イメージ写真
ちょっとまった!関係者がマスタープラン変更に手をあげた。
スキー場は今後
@大規模(ロングコース)が求められ、初心者ゲレンデ(=緩い、山頂からの迂回コース) も必要となる。
A大型スキー場開発は末広がりのゲレンデが必要不可欠。(山頂付近で分岐したコースでも 最後にはベース基地へ集まってくる設計)
B大規模な駐車場とそこまでの導入道路の拡幅
C駐車場へは複数からの進入を可能として混雑時は誘導員で対処すれば問題はない。
Dむしろ問題は山岳部までの道路の傾斜である、最大斜度を可能な限り抑えて平均的な傾斜 にするべき。
AとBの開発は広大な土地がなければ不可能、幸い土地の面積は全く問題なし。
しかし国の補助金でゲレンデ・駐車場希望地は「牧草地」となっており、用途限定で土地利用ができる。
いいかえれば駐車場やゲレンデ等に用途変更することは「けしからん!」。という理屈となる。
いかにこの点をクリアーしたのか?
当時を良く知るA氏談話「なにをいっても国の役人は耳をかさない。しかし用途変更は法律で解決できる方法がある、その方法を当時の役人が知らないだけであった。(縦割り行政の典型)指導してあげたよ」
恥を掻いた役人からの質問だ「なぜ?この田舎に大規模な駐車場が必要なんだ。利用者がいないだろう?」
A氏「では教えてくれ。なぜこの田舎に高速道路、新幹線を作ろうとしているのか?利用者は誰なんだ?」
A氏「お前ら役人も東京からの利用者を見込んでいるのだろう?だからこそ、この規模が必要なんだ。」
このやりとりでわかるように、安比の開発は頭書から「中央からの集客」を意識していた。
交通手段の整備が先か?
施設が先か?
と悩ましい問題ではあるがここ安比総合開発についていえば「日本で一番いいものをいち早く導入する」がポリシー。一番いいものにはスケールの面も含まれている。
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