第23話 安比高原のパトロール以上!
この話の主人公は、圧雪のオペレータです。
先日インタビューする機会があり
「今年でハーフパイプ終わりですね」と尋ねたら。
「そう、残念な面もあるけど。今の安比のパイプはもう時代遅れのサイズなんだ。
パイプドラゴン(機械の名称)もいまはスーパードラゴンが必要だしね。」
S氏はすこしさびしそうでしたが。・・・そういう背景があったとは、・・・
オープンから全面オープンまで大活躍するのが、人口降雪機班と圧雪班。
圧雪車に乗り込みゲレンデを縦横無尽に整備する。
現実は、
かなりデリケートなんです。この時期は積雪がすくなく、そのためにマシンのキャタピラについている
鉄の部分(歯みたいなもの)が雪+地表の土を混ぜながら移動してしまいます。
すると、この土が氷となり見た目には「石がでている」と悪い評判になってしまいます。
この現象は急斜面でトルクがかかるゲレンデにあらわれますので第4ハヤブサコースの下側によく現れます。
※ハヤブサの上部急斜面部分は2台の圧雪車がコンビを組んで1台が上でワイヤーをウインチで巻き取りながら
下側のマシンを引っ張りあげて作業をしています。これもかなりの斜度がありマシンに同乗するとひっくり返りそうな
感覚となります。
また、圧雪車のUターンでもどうしても雪のワダチができてしまいます、この部分もテクでうまくごまかすことが必要。
さらに、安比の風を読み(年季にはいった方ばかりですから)この部分は雪がたまりやすいor飛ばされてしまう状況を
頭に叩き込み作業をおこないます。もちろんその年で風の向き、強さが違いますが過去の記憶と照らし合わせての作業ですね。
オペレータの勤務時間は、21時頃出勤(ナイター営業数量後)→22時頃から整備開始。→翌朝7時頃終了。
雪が積もりすぎる時は、給油後に第2回目の出動となります。とにかく雪をかためる、風で飛ばされる前に!
燃料が続く限り・・・・・
新米オペレータは、夜のゲレンデ(地吹雪時)のなかで、自分の居場所が不明になるそうです。
各車輌には、高性能な無線機が装備されています。
「○○号車、現在地は?どうぞ?」と尋ねても
「周りが雪でわかりません? 」と泣きべそ状態で応答があるそうです。
夜+地吹雪+ゲレンデ内 は目的物が全くない分、白い魔物が向かってくる。そんな感じです。
高性能無線なのに・・・・
スキー本部当番はリフト運転の1時間前が出勤時間。前日に大雪で今日が週末であればまずは
ゲレンデ整備状況が気になるわけです。
朝から「おはようございます、○○号車どうぞ?」とさりげなく聞いても
ノットアンサー・・・・・
そうなんです、ワザと無視するときがあるんです。そんな日はきまって作業遅れです。
ゴンドラ運転7時とすると7:10にはお客がゲレンデから滑り始め、7:15分にはしらかばゲレンデに到着。
・・逆算すると、どこで作業しているかで、ゴンドラ7時営業が可能か?不可?かわかりませす。
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